プラダンの特徴
Features of plastic corrugated board
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プラスチックダンボールは、中空構造により軽さと強度を両立した樹脂製の板材です
運搬、保管、養生、看板に最適な素材
「プラスチックダンボール」
プラダンのヤマコー®は、オーダーメイドのプラダンケースと様々な包装資材を組み合わせて、 お客様個々にマッチした梱包や物流スタイルをご提案しています。
プラスチックダンボール(プラダン)は、ポリプロピレン樹脂(PP)を原材料として製造されています。中空構造により軽さと強度を両立したコストパフォーマンスに優れた材料です。また、「ダンプラ」や「プラベニヤ」などとも呼ばれています。 プラダンを使用した梱包箱は作業員の負担の軽減や、輸送コストの削減に貢献できます。
強度以外にも耐久性、耐水性、耐熱性、耐薬性を持ち合わせておりますので、工場内での保管箱、通い箱、精密機器ケース、養生シート、ディスプレイ看板まで用途は無限大です。
プラダンの特徴 詳細
軽 量
ポリプロピレンはプラスチックの中で最も比重が小さく、さらにプラダンは厚みのある中空構造(空洞状)になっていますので、中身の詰まったプラスチック板などに比べて非常に軽量です。
軽いプラダン製品は、積み上げや持ち運びやすさ、輸送エネルギーの圧縮など、様々な恩恵を受けることができます。まさにサステナブルな未来にマッチした製品だと言えます。
各素材の比重
※水の密度:0.999g/cm3(at 4.35℃)
プラダンの材料であるポリプロピレン(PP)は、上記でもわかるように比重が0.9と汎用プラスチックの中で最も小さく、また中空構造になっている板となっているため、比重がさらに小さくなっています。
耐熱性
耐水性
耐薬品性
耐油性
吸水性がほとんどない(0.03%)ので、濡れても劣化しません。
また、100℃の耐熱性があり、可塑性(かそせい)のあるプラスチックの中でも高い耐熱性を持っています。
薬品については特に耐アルカリ性に優れており、無機アルカリのほとんどで使用できます。また酸性については、一部で適さないものもありますが、亜硫酸・塩酸・次亜塩素酸・リン酸など多くの無機酸も同様に使用できます。耐油性にも優れています。
※詳細はプラダンシート製造メーカーの参照値をご覧ください。
加工性
二次加工(断裁、打ち抜き、折り曲げなど)が簡単にできるため、自由度の高い製品を創り出すことが可能です。
プラダンケースの蓋部分の罫線など、蝶番のように開閉できる部分をヒンジと言います。ヒンジ耐性とは、その開閉部の折り曲げを繰り返してちぎれるまでの耐久性のことを指します。プラダンは、原料のポリプロピレンの特性により、繰り返しの折り曲げに対してとても強くなっています。
衛生性
プラダンは紙ダンボールの様な紙粉が発生しません。さらに帯電防止、導電性の機能を持たせたシートを使えば、より高いレベルのクリーンルームにも対応可能です。
また、洗浄やアルコールでのふき取りが可能なのも特徴となっています。
断熱効果
中空構造の空気層により、熱が伝わりにくくなります。また、それにより結露を防ぐこともできます。
帯電防止効果
精密機器や電子機器には、帯電防止プラダンやカーボン入り導電プラダンなど、静電気及び埃の付着を防ぐ静電対策タイプのプラダンがおすすめです。