環境・物流用語
バージンパルプ
パルプとは、紙を作る際に用いられる繊維の事です。古紙などを再生したものではなく、木材を材料にして製造した新しいパルプを「バージンパルプ」と呼びます。このバージンパルプは、古紙から再生されたものよりも強度や白色度で優れ、衛生面の観点から、牛乳パックはすべてこのバージンパルプから作られています。
ちなみに、紙ダンボールでは、Cが「古紙90%以上」・Kが「古紙50%以上」を多く含んだものに分けられており、古紙を使用するかどうかで値段や強度が異なってきます。紙ダンボールは、フルート(厚み)・ライナー(表面の紙)・中芯・色の組み合わせで決まります。フルートは、中芯の山の密度を指しており、A・B・C・E・F・Gまでが現在使用されています。Gに近づくほど細かい波型になります。一般にはAフルート(A段・5mm)とBフルート(B段・3mm)、表にB、裏にAを張り合わせたAB段(8㎜)の3種類あり、日本の紙段の85%はA段です。
ライナーは上記したCとKで分けられ、また坪量(米坪)によりC5・C6・K5・K6・K7などの種類があります。ライナーと坪量の組み合わせによって、ダンボールのグレードが決まります。色は、クラフト色(薄茶色)が基本です。
プラダンのヤマコー®では、3㎜の厚さのB段に、クラフト紙以外の表面が白いものを用意しています。白い段ボールはクラフト色のものよりやや弱いので、軽い中身や清潔感、美粧性が要る場合におすすめです。