環境・物流用語
静脈物流
静脈物流とは、一度最終消費者まで行き渡った商品をリユース、リサイクルする目的で集荷し、再資源化するための施設まで運搬することをいいます。回収物流ともいいます。消費のためのものの供給を動脈物流といい、回収を静脈物流と呼びます。人間の体の仕組みの、心臓から血液を送り出す動脈と心臓に戻る血液が流れる静脈の関係に例えてこう呼ばれています。
静脈物流が注目されてきた背景には、廃棄物の適正な処理が必要なこと等があります。最近では、容器包装や家電のリサイクル法が成立し、廃棄された製品をメーカーや地方自治体が回収することが義務づけられています。